都内から日帰り登山ができるスポット「二子山」に登ってきました!

都内から日帰り登山ができるスポット「二子山」に登ってきました!

2020年10月1日

休暇を利用してパートナーと二子山に登ってきたので、記録として記事に残します。

これから二子山に登ろうと思っている方の参考になれば幸いです。

二子山について

埼玉県秩父郡小鹿野町にある山です。

標高は882.6m。

山の中では比較的低めの標高で、最近登山をはじめた方やこれから登山を趣味にしていきたい方に向いています。

難易度としては初級くらいだと思います。

さまざまなルートがあるので純粋な登山だけでなく、ハイキングからクライミングまで幅広く楽しむことができます。

二子山へのアクセス

二子山は下記の住所にあります。

住所:〒368-0114 埼玉県秩父郡小鹿野町藤倉

最寄り駅は「西武鉄道西武秩父線 芦ヶ久保(あしがくぼ)駅」。

私たちは池袋から行ったのですが、1時間45分ほどで着きました。

都心からかなり近い場所にある山なので、都内からスタートして日帰りで登山ができる山をお探しの方にちょうどいいと思います。

関東から日帰りで行ける「二子山」登山

二子山登山の結果

コース

  • 芦ヶ久保駅
  • 二子山入山
  • 二子山雌岳登頂
  • 浅間神社
  • 二子山下山
  • 芦ヶ久保駅

タイム

  • 10:20〜14:00(所要時間3時間40分)

日付

  • 2020年10月1日

二子山登山の感想

急勾配な箇所がいくつもあり、ロープを使ったり岩を掴んだりしながら登り下りしなければいけないので、初心者には危険な山だと思いました。

滑落の危険性が高いので、油断は禁物です。

ただ、距離が短く、健脚であれば4時間以内に完結できるので、関東圏内で、日帰りでちょっと山を登りたいという方におすすめだと思います。

写真で振り返る二子山登山

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スタート地点の芦ヶ久保駅(あしがくぼえき)です。

見た感じ改札はひとつだけで、SUICA(すいか)が使用できました。

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駅の前に広場があるのですが、そこに登山やハイキング用のマップが置かれていました。芦ヶ久保駅に着いたら、まずはここで周辺状況やコースを確認してみてもよいかもしれませんね。

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広場には自動販売機もあります。

二子山に登る前に飲み物を買える場所はここだけなので、持参してない方はここで買っておくとよいでしょう。

私たちもここで麦茶と紅茶を買いました。

少し道を外れれば「道の駅 果樹公園あしがくぼ」が近くにあり、そちらでは自動販売機だけでなく売店などもあるので、この自動販売機では物足りないという方はそちらを利用するとよいかと思います。

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マップの横に、「熊さんにお願い」という看板が掲げられていました。

内容を読んでみるに、熊へ向けた文章のようです。観光客へ向けたメッセージだと思われますが、平和的な文章でいいなと思いました。

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広場にはトイレもあります。そこそこきれいです。

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広場から駅に向かって少し右側へ歩くと、二子山への入山案内板が刺さっています。

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看板の案内に従って、道なりに歩いていきます。

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少し歩くと、また案内板が刺さっています。

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案内板が指す方向へ歩いていきます。

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すると、すぐにトンネルが現れます。

びっくりするぐらい薄暗くておどろおどろしいトンネルですが、ここを通ります。

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トンネルの中はこのような感じです。

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トンネルを抜けるとすぐに山道に入ります。いきなりなので少しびっくりしました。

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しばらく歩くと、また案内板が現れます。「横瀬二子山 学習登山コース LESSON2」と書かれており、登山における心得などが書かれています。

このシリーズは山頂まで続いているので、これをルートの目印にすることができます。

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しばらく道なりに進んでいきます。道幅は狭く、人ひとりが通れるくらいの幅しかないので、慎重に歩みを進めます。

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ある程度進めたら、沢の流れる音が聞こえ始め、そうするとすぐに沢が現れます。

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沢は山頂付近まで続いているようで、登る間ずっと近くを流れています。沢の規模が大きくなると渡るのが困難になるからか、木製の橋が岸を渡してくれていました。

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緑の中に不釣り合いな、白色と赤色の何かがあると思ったら、案内板でした。

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案内板の指示に従い、山道を進んでいきます。途中、LESSON3の案内板にも遭遇しました。

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沢の水が本当に心地よいです。

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しばらくすると、LESSON4の案内板が現れました。

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同じところに、場所と所要時間が記載された案内板も刺さっていました。

ここまで、およそ30分くらいです。

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次に、LESSON5の案内板が現れました。

ここからジグザクの坂道が続きます。

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ジグザクの坂を登り切ると、すぐにLESSON6です。

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道中に栗が落ちていました。秋ですね。栗は沢山落ちているのですが、ほとんど中身のないものでした。リスや猿が食べているのでしょうか。

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ここまでくると、やっと景色が開けてきます。木々の間から、山の麓に広がる秩父の街並みを伺うことができました。

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もうじき登頂であることを感じさせる看板が現れます。

しかし、ここからは山の勾配が激しく、何かに捕まっていなければ登れないほど急な斜面にいくつか遭遇しました。

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パートナーが登っている様子です。

写真ではあまり急に見えませんが、ロープに捕まっていなければ立っていられないほど勾配が激しく、少しでも気を緩めたら滑落のリスクがある危険な登坂でした。

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先ほどの登りをクリアしたら、いよいよ登頂です。山頂にはこの看板以外何もなく、ベンチやテーブルなどもありません。広さも狭くて、けっこう殺風景な場所でした。

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二子山には雌岳と雄岳があるのですが、ここは雌岳です。雄岳は、雌岳の山頂から10分ほどの場所にあるようです。

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せっかくなので雄岳も登ってしまおうと思ったのですが、雄岳までの山道があまりにも険しく、滑落の危険がある崖を経由しなければいけなかったので、断念しました。

画像だと分かりにくいのですが、ほぼ垂直の岩に手でしがみつきながら下らなければいけないのです。軽装の私たちには危険すぎました。

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雄岳ルートから雌岳山頂に戻り、お昼ご飯にしました。メニューは、家から持ってきたライ麦パンの手作りサンドイッチと、麓の自動販売機で購入した紅茶です。

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昼食後、登りとは別のルートで雌岳山頂から下っていきます。

びっくりしたのが、こちらのルートの険しさ。登ってきたルートも険しかったですが、こちらのルートも相当に険しいものでした。

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途中、洞窟がありました。大人ひとりが余裕で通れるくらい大きな穴で、熊がいそうだったのですぐに離れました。

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険しい山道を下っていきます。

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洞窟を後にしてすぐ、尾根を歩く道にでます。左右に景色が開けていて、最高に気持ちが良かったです。写真は、道中に振り返って撮影してもらっている私です。

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派手に倒木しているところがありました。先日の台風でしょうか。

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しばらく進むと、場所と所要時間の案内板が現れます。

浅間神社まではあと少しですね。

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相変わらず急な斜面を下ります。時には、谷に背を向けて木の根っこを掴みながら。

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浅間神社に着きました。意外と小さいです。

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浅間神社がある場所はほかの場所よりも開けていて、街並みがよりきれいに見えます。晴れていて本当によかった。

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浅間神社を後にして、ガンガン下っていきます。こちらのルートは木の間を通るような道が多く、捕まるものが少ないのに斜面が急なので、何回も足を滑らせてしまい、その度に肝を冷やしました。

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道とは思えないような道を下っていくと。。。。。。

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ついに下山することができました。

山道から急に人里へ降りてきます。

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ここから芦ヶ久保駅へ戻ります。道なりに進むとコンクリートの地面が現れるので、さらに進んでいきます。

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すると大きな道路に突き当たるので、これを右に折れます。

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5分ほど歩くと、今回のコースの終点である道の駅が現れます。

二子山すぐそば「道の駅 果樹公園あしがくぼ」

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行きでは寄りませんでしたが、下山後は道の駅「果樹園あしがくぼ」に寄りました。車やバイクがたくさん停まっていて、二子山登山を目的としていない観光客で溢れていました。

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登山お疲れさまということで、名物らしい紅茶のソフトクリーム(¥400)を食べました。

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甘さ控えめで美味しかったです。

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ついでに、あしがくぼ名物のたらし焼(¥120)も買いました。

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お好み焼きのような見た目です。正直、私の好みには合いませんでした。。。

二子山は都内から日帰りで登山が楽しめるアウトドアスポット

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斜面が急だったり岩場が危険だったりと、なかなかハードな登山でしたが、とても楽しかったです。都内から日帰りで行ける場所でこのようなアウトドアが楽しめるスポットというのは、数少ないと思います。機会があれば、またほかの秩父にある山にも登りたいですね。

それでは、また。