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ドクターマーチン8ホールオールブラックを愛用
今回紹介したいアイテムはこちら、「ドクターマーチン 1460MONO 8ホールブーツ」。このブーツは気に入って愛用しており、3日に1回くらいの頻度で履いています。今回の記事では、私が思うドクターマーチンの8ホールブーツ、オールブラックモデルの魅力的なポイントと実際に着用している姿を紹介していきます。
ドクターマーチンの歴史
本題に入る前に、ドクターマーチンの歴史について軽く触れておこうと思います。気になる方だけ読んでいってください。
ドクターマーチンの歴史は、1945年にクラウス・マルテンス博士が戦後に残っていた靴修理屋の靴型と針を廃物を利用し、怪我をしている足の負担を和らげるためのエアクッションソールを作ったことから始まります。
そこで作られたものは「ドクターマーチンソール」と呼ばれ、その後マルテンス博士は、大学時代の友人であるフンク博士と共同して、使われていない軍事用品を原材料にした靴の生産事業をスタートします。
徐々に彼らの事業は軌道に乗り始め、すると、イギリスのグリッグス社が2人の事業に目をつけました。1950年代のことです。
マルテンス博士とフンク博士は、グリッグス社と提携することを決定し、1960年4月1日、ついに最初のドクターマーチン8ホールブーツ「1460」が誕生しました。
さまざまなカルチャーへ浸透
はじめのうちドクターマーチンのブーツは、郵便配達局員や労働者たちに愛されていました。履き心地がよく耐久性に優れていたので、ワークブーツとしてのイメージが強かったのでしょう。
しかし、なぜなのかは調べがつかなかったのですが、ビートルズやクイーンなどのミュージシャンたちがこぞってドクターマーチンを愛用するようになります。
その結果、ファッションアイテムとして認知されるようになり、今日に至るまで、ドクターマーチンのブーツはさまざまなカルチャーとミックスして愛用されるようになりました。
下北沢や高円寺を歩いていると、ドクターマーチンを履いたバンドマンっぽい人をよく見かけますよね。一方で、きれい目な格好をした大学生が3ホールを履いている姿を見かけることも多いです。
このように、街をちょっと歩くだけでドクターマーチンのブーツがさまざまなファッションに取り入れられていることが分かります。
私は、ちょっとモードっぽくて、かつ都会的なシルエットや素材感のアイテムが好きです。けっこうニッチな好みだなーと自分では思うのですが、ドクターマーチンの1460MONOはそんな私の要望にも応えてくれる、守備範囲の広さを持っています。
ニッチからメジャーまで、時代を超えて愛される普遍性の高いアイテムといえるでしょう。
ドクターマーチンのオールブラックが魅力的な3つのポイント
前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。ここでは、ドクターマーチン8ホール オールブラックがもつ魅力を語っていきます。なぜこのアイテムを愛用しているのか、その疑問の答えをここに詰め込みました。
1.ドクターマーチン感が薄い
ドクターマーチンのイメージカラーとして、「黄色」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ウェルトステッチやブランドロゴの入ったヒールループにあしらわれていることが多く、それらを一目見ただけでドクターマーチンと気が付けるほど浸透しています。
私が愛用しているのは、ウェルトステッチやヒールループまで黒一色で仕上げられた、オールブラックのモデル。一見しただけではドクターマーチンと分かりません。ドクターマーチン感が薄いモデルともいえます。
私はこの点をとても気に入っていて、黄色のドクターマーチンを履くとどうしてもバンドマンのイメージやサブカルチャーっぽさが出てしまうのですが、1460MONOはそれがありません。
私はどちらかといえば職人気質なタイプで、自分で言うのもあれですが真面目な性格です。革命的・前衛的なイメージにつながるアイテムはあまり好きでなく、黄色のドクターマーチンはそれが出てしまうのです。
オールブラックである1460MONOは、真面目で控えめなイメージ。ドクターマーチンを履いているというイメージに全体を支配されません。私の性格や志向とマッチしていて、この親和性から魅力を感じています。
2.雨の日でも気にせず履ける
これはオールブラックと関係がないのですが、雨でも気にせず履けることにも魅力を感じています。
1460MONOには「スムースレザー」と呼ばれる耐久性の高いレザーが用いられており、表面がツルツルとして水滴を拭いやすく、シミにもなりづらいので、雨の日でも気にせず履けるのです。
ただひとつ注意しておきたいのが、革製品全般には「基本的に雨に弱い」という前提があること。そのため1460MONOも、雨に濡れてもOKというわけではありません。
雨に強いとはいうものの、濡れたまま放置すればもちろんシミになり乾燥後に革は割れてくるでしょう。
しっかりと手入れをしてあげさえすれば、雨の日でも気にせず履けるよ、ということです。
3.色んなアイテムと合わせやすい
これはオールブラックならではの魅力ポイントです。黒のレースアップブーツは汎用性が高く、さまざまなアイテムと合わせやすいです。
私自身は似たり寄ったりなアイテムを着用することが多いので、この汎用性を活用しているわけではないのですが、客観的に見て魅力的なポイントだろうなーと思って挙げました。
ロックコーデはもちろん、ミリタリーやワークなどのスタイルに組み込んでも違和感がないでしょう。色の統一感を意識すれば、アーバンやシンプルなどのスタイルにもハマりそうです。
ただ、きれいめはちょっと難しいのかなと思います。レースアップの部分がどうしても武骨な印象を与えるので、3ホールならきれいめもいけるかもしれませんが8ホールでそれは難しいでしょう。
ドクターマーチンオールブラックのコーデ例
ドクターマーチンオールブラックのコーデ例を紹介します。コーデ例とはいっても、私が普段している格好を載せているだけなので、おしゃれなコーデを知りたいという方に肩透かしを食らってしまうかもしれません。
ドクターマーチンのオールブラックってこんな風に合わせられるんだ、くらいに思ってもらえればと思います。
MA-1×クロップド丈のパンツ
- Jacket JieDa
- Tops WNW
- Pants Dickies874
- Shoes ドクターマーチン 1460MONO
ジャケットはJieDa(ジエダ)、トップスはアーバンリサーチでよく取り扱われているWORK NOT WORK。パンツはカットオフしてあるDickies(ディッキーズ)874の黒で、シューズはもちろんドクターマーチン1460MONOです。
黒のレースアップブーツとカーキのMA-1を合わせるとミリタリー感が強くなりますね。JieDaのMA-1は、先日一目ぼれしてネットでポチリました。裾の部分が切りっぱなしかつ丈が短く作られていて、面白いシルエットです。
足元を接写するとこのような感じです。どうでしょうか。一見しただけではドクターマーチンと分からないですよね。
シューズ単体で見ると丸っこいシルエットでかわいらしいイメージが強いんですが、履いてみるとなかなか武骨で足元に締まりが生まれます。
クロップド丈のパンツと合わせてレースアップを見せるのが私のお気に入り。メリハリが生まれて、気持ちもキュッと引き締まります。
真横からはこのような感じです。やはり武骨な印象ですね。履き心地について、ドクターマーチン1460MONOはとても歩きやすいです。ソールが柔らかく本体重量も比較的軽いので、歩いていて疲れません。
レザーソールの革靴は本体重量が重いので歩いていると疲れてしまいますが、ドクターマーチン1460MONOでその心配はなさそう。私は散歩が好きなので、これはうれしいポイントです。
愛用品「ドクターマーチンオールブラック」の紹介でした
以上で、愛用品であるドクターマーチン8ホールブーツオールブラックの紹介を終わります。ドクターマーチンといえば黄色のステッチが代名詞的なところがあると思いますが、モノトーンモデル「1460MONO」もかっこいいのでおすすめです。
ガシガシ履けるタフさや色んなコーデに合わせやすいことなど、ブーツとしての魅力が詰まったアイテムなので、気になる方はぜひ試してみてください。特に、私と嗜好性が似ている方はきっと買って損をしませんよ。