先日、谷根千エリアを散歩してきました。
谷根千エリアといえば、下町の風情を楽しめる観光スポットとして外国人観光客から高い人気を集めている行楽地。食べ歩きに適した屋台や歴史ある日本料理の老舗、ハンドメイドの雑貨屋さんなど、さまざまなお店が点在しています。
また、古民家を改装して作られたおしゃれなカフェも豊富。週末には、SNS映えを求める若者たちが数多く訪れ、InstagramなどのSNSにきれいな写真を投稿しているようです。
散歩のついでにランチを食べてきたのですが、そこで利用したCIBI(チビ)東京店(以下CIBI)が、おしゃれですてきなお店だったので、今回の記事ではCIBIについてレポートしたいと思います。
目次
谷根千エリアのカフェ【CIBI東京店】レポート
それでは、レポートをお届けしていきます。行った日は気持ちの良い晴れで、ランチを求めてカフェを探して彷徨っていたところ、CIBI東京店を見つけました。
倉庫を改装した店内
倉庫を改装して作られた店舗は、天井が高く広々とした印象。
私が訪れた2021/3/19~5/9の期間は、「手ぬぐい百景展2021」が催されており、100種類の手ぬぐいが天井から吊るされる形で展示されていました。希望すれば購入も可能だそうです。
ランチタイムに訪れたからか、40ほどある席はほぼ満杯の状態。たまたま空いていた奥のカウンター席へ案内されました。
カウンター席の前に食器雑貨
カウンター席の目の前には木製の棚が設えてあり、商品の雑貨が陳列されていました。商品の多くは、とっくりやおちょこ、小皿やマグカップなどの食器類。和風なものからアンティーク調のものまで、幅広いデザインの食器が棚に並び、お店の壁を彩ります。
余談なのですが、外国人のお客さんがマグカップを購入していて、すてきなだなぁと思いました。
と感心してしまいました。
カフェの販売されている雑貨って、基本的には”偶然の出会い”だと思うんですよね。
カフェには休息や食事を目的に訪れているので、雑貨を見かけても「いいなぁ」と思うだけで購入まで至らないことがほとんど。
それが、この外国人のお客さんは、この偶然の出会いに何かを感じて購入したわけです。
こうやって、モノとの一期一会を大事にできるのって、すてきですよね。意外と長く使ったりするので、たまには直感で選ぶのもいいなぁと思いました。
一見、ちぐはぐなインテリア
お店で使われているテーブルやチェアは統一されておらず、違ったデザインのアイテムで構成されています。一見、ごちゃごちゃとして落ち着かない空間に仕上がってしまいそうですが、ひとつ一つのアイテムがかわいらしく、そのちぐはぐさが逆に心地よく感じました。
うすはりグラスのカフェラテ
しばらくして、注文していたカフェラテ(\450)がサーブされました。ストローがなかったので、店員さんに「すみません、ストローいただけますか」と伝えたところ、「はい、お持ちします。こちらのグラスは薄く作られていて飲み口がよいので、ぜひそちらもお楽しみください」とのこと。
実際にグラスに口をつけて飲んでみると、飲み口が薄いおかげか、口当たりがすっきりとしておいしい。アイスカフェラテをグラスで飲むときはストローを使う、という固定観念がありましたが、こういったグラスで飲むのもいいですね。
あとで雑貨コーナーを見て知ったのですが、このグラスは、おそらく松徳硝子株式会社の「うすはりグラス」という商品でした。
「うすはり」は松徳硝子株式会社の登録商標だそうです。
登録商標は、編み出されたプロダクトのアイデアを保護するためのもの。独自性のない普遍的なものや市場にとって価値のないものは、誰も真似をしたがらないので商標登録してもあまり意味はありません。
そういった意味で、登録商標は市場価値に優れ独自性に富んだものの証であり、努力の結晶ともいえます。
そんなプロダクトで飲み物を楽しめるのは、ちょっとスペシャルな感じがしますよね。
おいしいランチメニュー
うすはりグラスに感動しているうちに、ランチメニューの「鶏そぼろご飯(\1180)」がサーブされました。
ご飯のうえに乗せられているグリーンリーフには独特な味の塩が振りかけられており、ドレッシングなしでも全然食べられます。
煮卵はいい具合に半熟で、味もしっかりと染みこんでいて絶品でした。
鶏そぼろの下に敷き詰められたご飯には、大豆と枝豆が混ざっています。鶏そぼろ、ご飯、大豆、枝豆をいっしょに食べると、ボリューム感がすごい。高たんぱくな食材ばかりなので、体に良さそうな気がしました。それなりに量があったのですが、とてもおいしかったので箸を動かす手が止まらず、あっという間に完食。
いっしょに行ったパートナーは「ハムとチーズのサンドイッチ(\1080)」をオーダーしていました。こんがりと焼かれたパンに、たっぷり挟まれたハムが食べ応えたっぷり。
アクセントのマスタードが鼻に抜け、まんべんなく敷かれたピクルスのコリコリとした食感と芳しい香りが次の一口を急かします。
鶏そぼろご飯と同様にとてもおいしかったのですが、量が多かったので少食な方はシェアして食べたほうがいいかもしれません。
CIBI東京店は魅力的なプロダクトに出会えるカフェ
今回は、CIBI東京店についてレポートしました。CIBIは、おいしいご飯と魅力的なプロダクトに出会えるすてきなカフェです。倉庫を改装して作られたこだわりの空間もインテリアの参考になるでしょう。
谷根千エリアでカフェを探している方は、ぜひ足を運んでみてください。
- 店舗名
CIBI 東京店 - 住所
東京都文京区千駄木3-37-11 - アクセス
東京メトロ千代田線「千駄木」駅より徒歩3分
JR山手線「日暮里」駅より徒歩8分 - 電話番号
03-5834-8045 - ホームページ
https://www.cibi.jp/ - 営業時間
平日 8:30-16:30 / 週末8:30-17:30 - その他の特徴
ベビーカー可
全席禁煙