ARTESANOS(アルテサノス)のビットローファーを購入

ARTESANOS(アルテサノス)のビットローファーを購入

先日、「ARTESANOS(アルテサノス)」というブランドのビットローファーを購入した。

正確には、東京・銀座に本拠を置くアパレルセレクトショップ「NOLLEY’S(ノーリーズ)」がARTESANOSに別注をかけたビットローファー。

だから、冠ブランドは一応NOLLEY’Sということになる。ただし、製品自体はARTESANOSのものなので、NOLLEY’Sは企画販売元という感じか。今回のブログでは購入したARTESANOSのビットローファーについて書いていく。

ARTESANOS について

ARTESANOSはスペイン発のシューズファクトリーブランド。

「ARTESANOS」という単語はスペイン語で「職人」という意味を表すらしく、その名の通り職人の方が手仕事で革靴を製作されているのだとか。

ハーフレザーソール

その証拠に、革靴の裏に張られているレザーソールには、その靴を制作した職人の名前が入っている。

(写真を撮影する前に一度履いて外出してしまったので、肝心の職人の名前が入った部分が擦れて見えなくなってしまった)

別注品ではあるものの、ベースの大部分はARTESANOSの仕様となっているようで、別注の特徴といえば、このビット金具の部分がシルバー仕立てになっていることらしい。

ARTESANOSのビットローファーを選んだ理由

本商品を選んだ理由について。それは大きく分けて2つある。

1つ目は、そもそもビットローファーの市場が小さく、購入可能なアイテムが限られており、その中でベストな選択肢であったこと。

まず、ビットローファーを豊富にラインアップしている革靴のブランドは意外に少なく、どのブランドも1つか2つほどしかビットローファーのモデルをラインアップしていない。

1万円から4万円くらい中価格帯となると、本当に数えるほどしかブランドの選択肢がなかった。

具体的に挙げてみると、以下のブランドくらいしか候補がない。

  • G.H.BASS ジーエイチバス
  • Berwick1707 バーウィック
  • Jalan Sriwijaya ジャランスリウァヤ
  • REGAL リーガル
  • COLE HARN コールハーン

さらに、ブランドの選択肢が限られているにもかかわらず、商品を購入可能となるともっと条件が厳しくなる。

ビットローファーは生産数が少ないのか、意外と人気があってすぐに売り切れてしまうのか、ホームページにラインアップされていても、大体が売り切れで購入できなかった。

本命と考えていたG.H.BASSとBerwick1707は百貨店や本店を尋ねたが売り切れで、COLE HARNもアウトレットではビットローファーの取り扱いがなかった。

ビットローファーは中価格帯市場だと「品薄」の状態だった。

そんな中、NOLLEY’S別注のARTESANOSはサイズと在庫がギリギリ存在していた。

消去法とは考えていないが、売られていないものは買えないのも事実。

品薄の市場で販売してくれているというのはそれだけでありがたかった。

シルバービット

2つ目の理由は、ビット金具がシルバーであったこと。

私は普段身につけるアクセサリーの色がシルバーが多いので、全体の色バランスを考えるとビット金具もシルバーがいいだろうと考えていた。

ただ、ビットローファーのビット金具は大半がゴールド。定番ラインアップにシルバービットの製品を加えているブランドは少ない。

今回探してみた感じだと、G.H.BASSぐらいしか見当たらなかった。

先に書いた通りG.H.BASSは売り切れていたので購入不可。

ARTESANOSは定番ラインだとビット金具の色がゴールドでラインアップしているようだったが、今回はNOLLEY’Sが別注として金具をゴールドからシルバーに変更していた。

私にとってはありがたい変更である。NOLLEY’Sの別注アイテムでなければ、金具の問題が影響して、おそらく私がARTESANOSを買うことはなかった。

別注アイテムは再購入ができないので敬遠しがちだったが、こういう一期一会が生まれることを考えるとありがたいプロモーションだなと思った。

以上、「在庫があったこと」と「シルバー金具であること」の2点が私が今回ARTESANOSのビットローファーを購入した理由である。

特にシルバー金具の部分はこだわっていた部分なので、満たしてくれる製品と出会えて嬉しい。

ARTESANOSビットローファーの価格やサイズ感

価格や履き心地、サイズ感について。

価格は、定価は2.3万円だったがセールで値下がりして1.5万円で購入できた。

履き心地については、革が非常に柔らかく、革靴にありがちな足に馴染ませる必要がないほど、新品の時点でフィット感が高い。少し薄さも感じさせる。G.H.BASSとBerwick1707、両方とも試着したことがあるのだか、それらと比較するとかなり柔らかく感じた。ソフトな履き心地を求める人にピッタリだと思う。

サイズ感は、スニーカーもほぼ同じ作りだと考えて間違いなさそうだ。私の足は、CONVERSE AllSTAR・NIKE AIRMAXなら27.5でジャスト、SCOTCH GRAINなら26.0で少し余裕あり、といった感じなのだが、ARTESANOSのビットローファーは42(27~27.5)でピッタリだった。革靴は大きめに作られていることがあるので41(26~26.5)と悩んだが、42で大正解だった。41は小さ過ぎてまず履けないと思う。

ヨドバシカメラにて。ビットローファーはワイド系のパンツと相性がいい。

最近、断捨離でたくさんの靴を手放した影響で、夏場の日常に履ける靴が2足しかなくなっていた。(ジャーマントレーナーとスエード生地のチロリアン型スニーカー。後者はスエードなので少し季節違いな感じもするがスニーカーベースなのでギリギリOKと判断。夏以外の季節なら、ここにCOSのデザートブーツが加わる)

だから、短いソックスでラフに履けて、かつ綺麗めな着こなしにもマッチするビットローファーは、オールシーズン使える万能革靴としてぜひ手に入れたいと思っていた。

それが今回、出会うまでなかなか時間はかかってしまったものの、ARTESANOSというよきファクトリーブランドから手に入れることができて良かった。

大切に履いていこうと思う。