水疱瘡にかかった話。大人が罹るとなかなか辛い

水疱瘡にかかった話。大人が罹るとなかなか辛い

この間、水疱瘡にかかった。子供が罹るイメージの強い感染症だが、大人もかかることがあるらしい。

非常に辛かった。40℃を超える高熱と、全身の湿疹に悩まされた。

具合が良くなるまで10日もかかった。仕事を1週間も休む羽目になった。

今回の記事では、水疱瘡にかかってから良くなるまでの過程を時系列で記したいと思う。

【閲覧注意】一部、湿疹の写真があります

1日目

とある日の仕事終わり。

何となく体がだるい気がして、熱を測ってみると38℃もあった。

このご時世、発熱したらまずコロナを疑う必要がある。

しかし発熱以外の症状はなく、会食なども出ていないので、コロナでは無いような気がした。

都から支給された抗原検査キットを使って検査してみると、案の定、結果は陰性だった。

とはいえ熱が少し高めだったのと、抗原検査はタイミングに大きく左右されるらしかったので、念のため病院へ検査に行くことにした。

2日目

翌日、会社に休みの連絡を入れて、近くの総合病院へ行った。

コロナ検査用に建てられたであろうプレハブに案内され、唾液で検査するタイプのPCRを受けた。

熱はすでにおさまりつつあって、病院で測られたときは36.5℃まで下がっていた。

翌日に結果が出るということで、その日は帰宅した。

帰宅してからは、体を休めた。

熱は下がっており、他の症状もなかったので、散歩がてら買い物に行ったりした。

しかし、年の瀬で忙しさが増していることもあり、ゆっくり休むことには罪悪感と焦りがあった。

体調はそこまで悪くなく、テレワークであれば仕事をできなくもなかった。

でもこういうときに無理をして休みを長引かせるほうが、結果的に周りに迷惑をかけてしまうことになる。

そう思い直し、休むことに専念した。

夕方、寒気を感じ熱を測ってみると、38.1℃だった。

熱がぶり返してきた。

明日の朝には、病院からコロナの判定結果を連絡してもらえることになっていた。

症状は熱だけで、コロナによく聞く「喉の痛み」や「咳」、「味覚異常」はなかった。

しかしこの時期の発熱となると、インフルエンザかコロナが最も有力だった。

でも、何となくだけど、どれとも違う感じがしていた。

3日目

翌朝、病院の医師から、「コロナ陰性です」との連絡が入った。

コロナでないことにひとまず安心しつつ、であればこの発熱はなんだろう?という疑問が湧いた。

熱は引いていて、36℃台にまで下がっていた。

業務復帰する予定だったが、フルタイムは体力的に、出社は感染リスク懸念から、それぞれ難しかったので、職場に相談し、通院後の時短テレワークにさせてもらった。

発熱の原因を知るべく、近くのクリニックへ行った。

診察結果は「風邪」だった。

「インフルエンザの可能性もあるけど、熱が下がっているので、可能性としては薄い。当院では検査が行えないので、診察結果のみでインフルのみなし陽性とすることもできなくはないが、風邪が有力でしょう」と言われた。

風邪の診断を持ち帰り、自宅で仕事をした。

昼過ぎ、再び寒気を感じて熱を測ると、38℃に上がっていた。

何とか17時まで仕事をしたが、その間も熱は高いままで、18時には39.4℃にまで上がった。

相変わらず熱以外の症状はなく、寒気と関節痛があるだけだった。

とりあえず布団に寝込み、やり過ごそうとした。

20時頃、身体が尋常じゃないほど熱くなってきて、熱を測ってみると40.1℃だった。

ただの風邪でこんなに上がるわけがないとパニックになった。

高熱がしんど過ぎて、意識も朦朧としていた。

パートナーに救急車を呼んでもらい、近くの総合病院の救急外来に運んでもらった。

医師の診察と点滴、血液検査とPCR検査(鼻でやる方)を受けた。

救急外来の医師曰く、「白血球と血小板の減少傾向が見受けられます。何らかのウイルス感染が疑われます。専門の内科医でなければ判断がつかないため、週明けの月曜日に診察を受けてください。予約を入れておきます」とのことだった。

入院は不要とのことだったので、深夜1時頃に病院を後にし、徒歩でパートナーとともに帰宅した。

4日目

翌早朝、凄まじい量の寝汗で起きた。

上から下までぐっしょりと濡れていて、たまらずシャワーを浴びようとした。

服を脱いだとき、皮膚にピリリとした感覚があり、鏡で自分の体を確認すると、湿疹ができていた。

湿疹は上半身の体幹部全体にできていて、背中にまで回っていた。

あまり痒みはなく、服が擦れると少しピリつく程度で、症状自体はそこまで不快に思わなかった。

寝汗の量が半端ではなかったので、おそらく汗疹だろうと思った。

熱は37.5℃まで下がっていて、病院で処方されたカロナールが効いているようだった。

その日の日中は、安静にして過ごした。

夕方、17時くらいに熱を測ると38.7℃まで上がっていた。

ただ熱はカロナールを飲めば何とかなるのであまり不安ではなかった。

むしろ湿疹の方が重症化しつつあった。

湿疹の数が増え、体幹部だけでなく、腕や首、顔や頭にまで広がってきていた。

湿疹は強く刺激するとプチッと潰れ、中から液体が出てきた。

朝には感じなかった痒みを感じるようになり、数が増えたことでピリピリとした痛みも増した。

経験したことのない湿疹であり、頭皮や顔にまで出ていることから、非常に焦った。

幼い頃にアトピー性皮膚炎を患っており、皮膚は弱いほうなのは間違いない。

しかしそれを踏まえても、多少免疫が低下したくらいで、こんなにも酷い湿疹が出るわけがなかった。

だから、今回の病気は湿疹が絡んだウイルスが原因だと思った。

真っ先に思い浮かんだのは、麻疹や水疱瘡だった。

どちらも子どもが罹りやすい感染症であり、対策のためにワクチンを打つことが一般化している。

しかし母子手帳がなく両親もいない私は、過去にワクチンを打ったかどうか、感染症に罹ったことがあるかどうかがわからなかった。

その日の夜は、原因のはっきりしない湿疹と高熱に不安を抱きながら寝た。

5日目

翌朝、近くにある皮膚科へ行くことにした。

その日は日曜日だったが、開院しているクリニックがあった。

朝の体温は37.9℃で、発熱は続いていた。

湿疹はさらに数が増え、サイズの大きなものも混じるようになり、見るからに悪化していた。

あまり公に書きたいことではないが、陰部にまで湿疹の範囲は拡大していた。

クリニックの医師に診断してもらったところ、次のようなことだった。

「水疱瘡の疑いはあるけど、断定できない。ここの設備では検査が行えない。あと水疱瘡は通常、頭から発症する。あなたは体幹部からなので、その点からも水疱瘡と診断することは難しい。大きな病院で診てもらってください」

つまり、何もわからなかった。

結局よくわからない塗り薬を処方され、クリニックを後にした。

皮膚科で何らかの診断をもらえると思っていたので、精神的に参った。

帰宅後もとにかく安静にしていたが、湿疹はみるみるうちに悪化し、熱も38〜39℃を行き来していた。

塗り薬は効いている感じがせず、むしろ塗ることで湿疹が悪化しているような気がした。

夜、何とか眠りについたが、深夜にうなされて起きると、熱が39.4℃もあった。

6日目

総合病院で診察を受ける日だった。

専門の内科医が診てくれることになっていた。

前回救急外来に運ばれたときと異なるのは、湿疹が出ていることだった。

内科医であるT先生は、過去にもお世話になったことがあり、信頼できる人だった。

問診と血液検査の結果を踏まえた上でT先生は、「風疹」か「水疱瘡」のどちらかである可能性が高いと言った。

専門の皮膚科医でなければ診断が難しいということで、別の皮膚科医が検査にやってきた。

皮膚科医は湿疹を2つほど割り、中の液体を専用器で取り出すと、検査用のキットに専用器の滴を垂らした。

通常は判定結果が出るまでに15分ほどかかるそうだが、すぐに陽性の反応が示された。

皮膚科医は「水疱瘡ですね」と言った。

今回の病気は水疱瘡であることが確定した。

T先生に診察で次のようなことを言われた。

「大人の水疱瘡は珍しい。頭ではなく体幹部から湿疹が出るのも、あまり聞いたことがない」

「少し遅いかも知れないが、抗ウイルス薬を出しておく。早く飲むことで重症化を防ぐ薬だが、今から飲んでも効き目はある」

「大体のケースで肌は綺麗に治るから心配しなくていい」

「症状がよくなり始めるまで、2〜3日はかかる。他人との接触開始が可能となるのは、全ての湿疹がかさぶた化したとき。この感じだと1週間はかかると思う」

何の病気なのか、いつまで症状が続くのか、肌は元に戻るのか。

不安要素として大きかったこれらが一気に解消され、深く安堵した。

発熱日から数えて5日間、正体不明の病に振り回されるのは精神的に辛かった。

変な感染症でパートナーにうつってしまっていたらどうしようと不安だった。

幸い、パートナーは幼少期に水疱瘡をやっていたらしく、感染によるリスクは低いことがわかった。

病院から帰宅後、会社に水疱瘡であることを連絡し、回復まで休みを貰えることになった。

検査で肝臓の数値が悪かったことから、解熱剤をカロナールではなくロキソニンに切り替えた。

ロキソニンの効果は覿面で、熱は37.0℃まで下がった。

戦う相手がわかったことで、治す自信が湧いてきた。

日曜日に行った皮膚科のクリニックでもらった塗り薬は、総合病院の皮膚科医に塗らないほうがよいと言われたので、塗るのをやめていた。

何となく痒みが和らいだ気がした。

7日目

早朝、熱にうなされて起きた。

測ってみると39.5℃あった。

さらに、喉と口内の痛みが尋常じゃないほど強くなっていた。

それまではちょっとした違和感程度だったのに、無視できないほどの痛みになっていた。

熱はロキソニンで何とかなったが、喉と口内の痛みはどうすることもできず、食べることが困難になった。

熱いものや粘性の高いもの、口内に残りやすいものは食べると激痛がした。

たまご粥は人肌以下になるまで冷まさないと食べられず、チョコレートアイスもチョコが口内の湿疹にへばり付いてしまうので控えた方が無難だった。

唾を飲み込むのでさえ、すごく痛かった。

プリンや茶碗蒸し、スープリゾットが食べ物の中心になった。

それまでは、食欲に変化がなかったので大抵のものが食べられていたし、痛みもなかったので美味しく食べることができていた。

食べるものが制限され、気をつけて食べないと激痛が襲ってくるので、食べることがストレスになってしまった。

喉と口内の痛みのほかに、湿疹の痒みが増したことも辛かった。

一部の先行してできた湿疹は、今がちょうどピークを過ぎた時期で、痒みが強くなる段階にあるようだった。

特に体幹部の湿疹は痒みが強く出ていた。

しかし掻くことはできなかった。

掻いて水疱が破れると、ウイルスが混じった体液が外に出てほかに飛び火し、症状が広がってしまうからだった。

身悶えしながら、痒みが過ぎ去るのを待った。

夜、寝つこうとすると大量の寝汗をかいた。

数時間おきに寝汗で起き、その度に服を着替えた。

8日目

寝汗のせいで寝不足だった。

しかし発汗したおかげか、熱は37.1℃まで下がっていた。

実際、高熱のしんどさはあまり感じなくなった。

その代わり、午前中から頭痛がするようになった。

これまでにないほど痛みが強く、たまらずロキソニンを飲んだ。

幸い、数十分でロキソニンは効いてくれた。

しかし頭重感は残り、喉の痛みで何かを食べることも億劫だったので、ベッドで寝て過ごした。

夜、20時、就寝前に熱を測ってみると、夕方にロキソニンは飲んでいないのに、36.9℃まで下がっていた。

36℃台は久しぶりだった。

体が快方に向かっていることを感じた。

しかし湿疹の症状は相変わらずで、目に見えて良くなることはなく、痒みも続いていた。

9日目

久しぶりによく眠れた。

寝汗で起きたのは、25時ごろの1回のみだった。

熱も36.8℃と、平熱に近しい数値まで下がっていた。

頭重感や頭痛もなく、喉の痛みも多少楽になっていた。

湿疹も見た目は変わらないが、痒みを感じにくくなった気がした。

変わらないのは口内の湿疹で、熱いものや口内に残りやすいものは食べると危険な予感がした。

湿疹を発症した日から数えて6日目だった。

やっと少しずつ日常生活に復帰できるようになった。

10日目

よく眠れた。寝汗で起きることもなかった。

熱は36.6℃まで下がっていて、喉の痛みもかなり和らいできていた。

湿疹も快方に向かっていた。

一部で瘡蓋化が始まっており、炎症の赤みが引きつつあった。

多少のかゆみやピリつきはあるものの、感覚的な不快感はあまり感じなくなった。

口内のただれだけ、症状が続いていた。

症状が出ているのは歯茎周りで、白っぽくなっていた。

感じる痛みは普通の口内炎と似ているが、見た目が全く違った。

この時点で一番辛い症状は、口内のただれだった。

仕事は大事を取って休みをもらっていた。

今日が金曜日なので、1週間まるっと仕事を休んだことになる。

正直、忙しい年末にこれだけの長期で休みをもらうのは気が引けた。評価に響く恐れもあった。

しかし焦って中途半端なことをすると、ぶり返して長引いたときに言い訳が立たない。

大人の水疱瘡は無理をすると肺炎などの合併症を招く恐れがある。

上司の機嫌は常に気になったが、ここは休むことが最善と言い聞かせた。

11日目

起きてすぐに体温を測ると、熱は36.8℃だった。

平熱が36.6なので、熱はほぼ無くなっていた。

ずっと気になっていた顔面の湿疹も、少しずつ良くなっていた。

口内のただれは相変わらず辛いが、注意すれば普通の食事をすることができた。

久しぶりにいつも朝食にしている食パンのトーストを食べた。

朝食後、最後の抗ウイルス薬を飲んだ。

5日間分を処方されており、毎食後に飲んでいた。

解熱鎮痛剤としてロキソニンももらっていたが、ここ2日は必要なくなっていた。

12日目

再診察の日だった。

前回お世話になった内科医のT先生に診てもらった。

湿疹は一部を除いてほとんど全てがかさぶた化していた。

人に移す可能性が低くなったので、他者との接触許可が下りた。

ただし、念の為に妊婦や乳幼児と積極的に接することは控えるように言われた。

発熱や湿疹は寛解していたが、口内のただれは続いていた。

そのことを先生に相談すると、症状が長く続いていることから、別の病である可能性があるとのことだった。

口内のただれは1週間ほど続いており、あまり良くなっていなかった。

ひとまずは様子を見て、2週間後に血液検査をしてみることになった。

診察終了後、業務に復帰した。

1週間ぶりだった。

特に問題なく働くことができた。

13日目

顔の湿疹もかなり良くなり、かさぶたが自然と剥がれ始めた。

自分で痒いてかさぶたを毟ってしまうこともあったが、そうすると跡が残りやすいらしいので、できるだけ自然に剥がれるまで待つようにした。

他者との接触許可が下りていたので、この日は出社して勤務した。

上司やチームに迷惑をかけたことを謝り、休んだ分の遅れを取り戻すために、各所にコミュニケーションを取った。

水疱瘡の症状は、ほとんど気にならなくなっていた。

14日目

かさぶたがよく剝がれてくるようになった。

元通りには程遠いが、湿疹の不快感はほとんどなくなっていた。

口内のただれだけは続いていたが、当初に比べるといくらか楽になっていた。

食事も通常通りに戻して問題なかった。

日常生活にはほぼ復帰できていた。

入浴だけは痒みを増幅させる恐れがあるので控えたが、それ以外はいつも通りに暮らして問題なかった。

見た目と口内の状態を除けば、完治に近い状態まで回復していた。

大人の水疱瘡は本当にしんどい

今回のことをブログに起こした理由はひとつである。大人の水疱瘡が実際にどういうものなのか、多くの人に知る機会を提供したかったからだ。

大人の水疱瘡は珍しい。ネットを検索してみても、子供の水疱瘡に関する情報ばかり出てくる。

また、大人の水疱瘡に関する情報が出てきたとしても、重症化しやすいということが書いてあるだけで、実際にどういうものなのかが見えづらい。

事実、今回私が大人の水疱瘡を疑い始めたとき、情報が少なくて困った。教科書通りの説明は書いてあるが、具体的なことが書かれていない。

水疱瘡で苦しんでいた私が強く欲していたのは、具体的な情報だった。どんな症状なのか、医師はどんな診断を下すのか、どんな風に症状は悪化していくのか、どのように回復していくのか、それぞれのステップにかかる時間や日数はどれくらいなのか。そういった具体的な情報が欲しかった。

だから今回のブログでは、時系列で時間の具体性を示しながら、発熱状況や湿疹の状態を細かく記述した。

大人の水疱瘡について具体的な情報が知りたいという方にとって、きっと参考にしていただける内容になったと思う。

このブログが、私と同じように「大人の水疱瘡」に苦しんでいる方にとって役立つものとなれば幸いである。

あると便利なもの

水疱瘡にかかっているとき、「これがあると便利」と思ったものを紹介しよう。

電動歯ブラシ

口内がただれると、歯ブラシをゴシゴシと擦るのが難しくなる。

電動歯ブラシであれば、当てるだけで歯を磨けるので便利だった。

私はこのフィリップスの超音波振動タイプを使っていた。

ブラウンのようにヘッドが回転式のタイプだと、刺激が強くて使いにくいかもしれない。

その点、超音波振動は水の振動で歯面の汚れを落とす仕組みのため、刺激が弱く使いやすかった。

綿の下着

下着は何回も変えることになる。

高熱のため大量に汗をかくし、湿疹が潰れて体液が下着に付着する。衛生面を保つために、下着はこまめに変えないといけない。

私の場合、下着の素材は綿が良かった。

ヒートテックのように化学繊維で作られているものは、湿疹の痒みを増幅させる感じがした。

特に、湿疹が酷くなりやすい体幹部に接するTシャツは、綿素材のものが良いのではないかと思う。

多少でも汗をかいたらすぐに変えたほうがいい。

放置すると痒みが増し、辛くなる。

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このユナイテッドアスレから発売している5.6ozのロンTは、綿100%で肌にやさしく着心地がいいので、おすすめしたい。

耐久性も抜群で、5年以上下着として着ているが、いまだ現役である。

水疱瘡にはワクチン接種が効果的

この記事で最後に伝えたいことは、ひとつだ。まだ水疱瘡にかかったことがなく、ワクチン接種を終えていない人は、ワクチン接種を検討して欲しいということだ。

水疱瘡はワクチンで予防できる。

大人の水疱瘡は本当にしんどい。今まで肺炎や胃腸風邪を患ったことがあるが、水疱瘡の辛さは頭ひとつ抜けている。

おそらく症状の一つに「湿疹」があるからだ。

高熱や下痢は何とかやり過ごせる。一方、湿疹によるかゆみは耐え難い。それに、顔や体が湿疹だらけになり、妙な体液が身体中に飛び散っている様は、精神的にもかなり辛いものがある。治るまで2週間ほどかかるので、仕事にも大きな穴があく。

水疱瘡に限らずワクチンは体に適合しない恐れがあるので、誰にでも必ず勧められるものではない。

しかし、罹ったときのリスクを考えると、打った方がよいのではないかと思う。体に適性があることが前提ではあるのだが。

少なくとも、私は二度と罹りたくないと思った。今回で免疫を獲得したが、いつかは抗体が薄れるときがくるらしい。そのときは、ワクチン接種を前向きに検討したいと思う。