今回の記事では、6畳で使える超音波式の加湿器を紹介。私が実際に使っている商品なので、デザインの特徴や備えている機能など、さまざまな角度から詳しい情報をお届けします。
記事の冒頭では「乾燥がもたらす弊害」についても解説しているので、時間のある人はぜひ読んでみてください。
目次
寒い季節の大敵「乾燥」
冬の季節は、温度とともに湿度もどんどん下がっていきますよね。寒いことも非常に辛いですが、湿度の低下による「乾燥」もなかなか厳しいものがあります。
特に私の場合、幼いころにアトピー性皮膚炎を患っていたこともあり肌が弱いので、冬の乾燥は本当に辛いです。
保湿クリームを塗ったり、ビタミンが豊富に含まれている果物を食べたりと、さまざまな対策をしていますが、冬の乾燥はそれだけでは対処が追い付かないほど。
この記事を読まれている方の中にも、私と同じような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
暖房によってさらに乾燥する
寒いときは暖房をつけるため、それによっても湿度がどんどん低下します。湿度を低下させない暖房器具も登場していますが、まだ一般的ではなく、エアコンやストーブなどの一般的な暖房器具を使用すると、部屋の湿度が著しく低下してしまいます。
だからといって暖房器具を使わないと寒すぎて生活もままならなくなってしまうので、暖房と乾燥のバランスを取るのはとても難しいですよね。
部屋が乾燥しているとこんな悪いことが
部屋が乾燥していると、肌の水分を奪われるだけでなく、乾燥した空気を吸い込むせいで「喉」もやられてしまいます。もしかしたら、この悩みのほうがポピュラーかもしれませんね。
喉からくる風邪は長引きやすいこともあって、できることなら丁寧にケアをしてあげたいもの。しかし、冬の季節は乾燥がひどいのでそれもなかなか難しいです。だから冬は喉から風邪を引いてしまう人が多いのでしょう。
また、部屋が乾燥していると、インフルエンザにもかかりやすくなってしまいます。インフルエンザのウイルスは「寒くて乾燥している空間」を好むのだとか。そのため、冬になると一気に流行がスタートするようです。
寒冷乾燥に強い反面、高温多湿には弱いので、インフルエンザを予防するためには部屋を暖かくして湿度を上げるのがいいそうです。具体的には、「部屋の温度が20度以上かつ湿度が50~60%」くらいからインフルエンザウイルスの活動が弱まるのだとか。
加湿器を置くことで対処
ここまで書いてきたように、冬の乾燥というのは非常に厄介なものです。肌にダメージを与えたり、喉から風邪を引かせたり、インフルエンザウイルスを繁殖させたりと、人間の体にとって乾燥が招く良い効果はほとんどありません。
人類の大敵ともいえる乾燥。この乾燥には、「加湿器」を置いて対処するのがおすすめです。
加湿器とは、知っている方も多いと思いますが改めて説明をすると、室内空気の加湿に使われる空調機器です。機器の内部にある水を空気中に放出することで、室内中の水分を増加させます。
温度の低下とともに湿度が下がってしまったときや、暖房によって空気中の水分が蒸発してしまったとき、部屋はとても乾燥しています。そういったとき、加湿器を使うことで空気中の水分を増加させられるので、湿度が上昇し乾燥を防げるのです。
そのため、部屋の乾燥で悩んでいる人は加湿器を置いて対処するのがおすすめです。
【購入品紹介】シンプルでおしゃれな6畳用超音波加湿器
いつもの記事と同じように前置きが非常に長くなってしまったのですが、いよいよ記事の本題である、加湿器の紹介に入ります。
今回紹介するのは、こちらのアイテム。6畳で使える充電式の超音波加湿器です。2019年の秋に購入したもので使用期間は2か月くらいなのですが、加湿する力や使い勝手良さが私の部屋に合っていて、すでに私の人生において欠かせないアイテムになっています。
シンプルかつミニマルなデザイン
箱から取り出してみると、このようなアイテムになっています。白を基調としたシンプルでミニマルなデザインで、余計な装飾がほとんど付いていません。
あまりごちゃごちゃとしたデザインのものはインテリアとしてコーディネートするのが難しいので、これくらいすっきりしたデザインだと部屋に馴染みやすく、私のようにインテリアを考えるのが苦手な人にとってはとてもありがたいですね。
本体の形は円柱のようになっていて、ディスプレイしている部屋に柔らかい印象を与えてくれます。四角いものは機械の印象が強く、堅い印象を与えるので、素朴さを重視している私の部屋にはあまり合いません。その点からも、相性抜群な加湿器です。
丸い窓のような部分からは、給水タンクの中身が見えるようになっています。潜水艦の窓みたいでかわいらしいですね。
薄暗くなっている本体の下部は、給水タンクの底の部分。中に残っている水の量が見やすいので、給水のタイミングも一目で気づくことができます。
本体を上から見るとこのような感じです。まだ電源を入れていません。上面は平らではなく、お皿のように凹んでいて、真ん中に給水ポケットがあります。この給水ポケットについては後ほど詳しく解説するので、ここではまず電源を入れてみますね。
加湿器のスイッチは本体の側面にあります。丸いボタンがスイッチで、これ以外にボタンは付いていません。
超音波の振動によって霧状の水が放出
ボタンを押してスイッチをONにします。そうすると、写真では見えづらいですが、ボタンのすぐ上にある白い穴から霧状の水が出てきます。この霧状の水が、部屋を加湿してくれるわけですね。
水の放出方法について、こちらの加湿器は超音波式を採用しています。超音波式とは、超音波の振動によって水を細かく分解し、空気中に放出する加湿方式。
音がとても静か
超音波式の加湿器は、音が非常に静かです。私は就寝前に必ずこちらの加湿器を付けてから寝ていますが、駆動音が気になったことは一度もありません。
それもそのはずで、こちらの加湿器の駆動音はわずか「25db」しかないのです。分かりやすい比較例でいえば、図書館の音の大きさがおよそ「45db」です。図書館よりもはるかに音が静かなので、就寝中に付けていても睡眠を邪魔されることはありません。
電池残量が光って見える
また、スイッチをONにすると黒いバーの部分に電池残量が%で表示されます。%マークのあるほうが上になるので、写真の数字は「9%」。光っているため、暗闇の中でも残りの電池残量を確認できます。
USB充電式の加湿器であり連続駆動時間は約10時間
こちらの加湿器は、USB充電式です。丸いボタンの下にUSB充電の接続部が備えられています。100%まで充電をした場合の連続駆動時間は、およそ10時間。コンセントがない環境でも、十分な時間を駆動させることができます。
寝室にコンセントがない場合でも、リビングで100%まで充電しておけば、問題なく朝まで駆動してくれますね。会社のオフィスで使用したい場合でも、始業から就業までコンセントからの給電なしで持たせることができるでしょう。
加湿器の給水方法
こちらの加湿器の給水方法には、2つのパターンがあります。それぞれについて簡単に解説しますね。
パターン1.給水タンクを外して直接補給する
パターン1は、本体から給水タンクを取り外して、その給水タンクに直接水を入れる方法です。本体と給水タンクはペットボトルのキャップよりも簡単に取り外せますし、給水タンクの間口がとても広いので、水を入れる際に気を使う必要がありません。
私自身、このパターンで給水することが多いです。非常に簡単に給水できるので、給水するたびに「この加湿器を選んでよかったなー」と思っています(笑)
パターン2.加湿機本体の上から直接補給する
2つ目のパターンは、本体の上面から給水する方法です。先ほどお話しした通り、本体の上面はお皿のように凹んでいて、真ん中に給水ポケットがあります。
お皿に水をいれることで給水ポケットに水が流れ込み、下にある給水タンクへ補水されるという仕組み。
ペットボトルを使い、水を注ぎます。給水タンクを外す必要がないので、加湿器を一切動かすことなく給水することが可能。
「本体から給水タンクを外す→洗面所まで持っていって水を注ぐ→本体に給水タンクをはめる」といった一連の動作をすべて省略できます。
ただ、私はあまりこの方法で給水していません。何故なら、加湿器のところまで水を持ってくるのが意外と面倒だからです。容器を準備し、容器に水を入れ、加湿器のところまで持っていく、というのがちょっと面倒に感じてしまいます。
また、このパターンで給水する場合、給水ポケットから流せる水の量に制限があるので、一気に水を注ぐとお皿から溢れます。少しずつ時間をかけて注がなければいけないので、人によってはじれったく感じてしまうでしょう。
給水タンクの容量は約1000ml
給水タンクには、約1000mlの水を入れることができます。こちらの加湿器は、1時間あたり約50mlの水を噴霧するので、満水であれば20時間、給水せずに使えるんです。
私も普段使っていて、給水をするのは2日に1度くらい。もう少し容量があればなーと思う瞬間がないわけではありませんが、小型の6畳用加湿器としては標準だと思います。
むしろ、これ以上の容量を備えていると本体のサイズも大きくなってしまい、置き場所に困ってしまうかもしれません。6畳くらいの部屋なら、このサイズがちょうどいいでしょう。
加湿器にLEDライトが搭載
こちらの加湿器には、LEDライトが搭載されています。LEDライト用のボタンは備え付けられておらず、スイッチをONOFFするボタンを長押しすることでLEDライトが点灯する仕組みです。
暗闇で点灯させるとこのような感じです。照らしてくれる範囲はあくまで加湿機本体の周りだけであり、光の色も白いので、間接照明として使うには向いていないかもしれません。私自身、このLEDライトを使った経験は1度もないですね。
加湿器の使い方や効果
私はこちらの加湿器を、寝るときに使用しています。自分の部屋と寝室が同じなのですが、部屋にいるときはだいたい就寝時くらいなので、出番があるのはそのタイミングです。寝る前に給水をして、スイッチをON。これだけで朝まで加湿してくれます。
効果について、あくまでも私の場合ですが、加湿器をつけて寝たときとつけないで寝たときは明らかに違います。加湿器をつけずに寝てしまうと、
- 喉が乾燥して炎症を起こす
- 顔の表面が乾燥して荒れる
- 唇が荒れる
など嫌なことばかりなのですが、加湿器をつけて寝ると、
- 喉にうるおいがある
- 顔が乾燥していない
- 唇が荒れない
など、さまざまな嬉しいことがあります。私にとってはいい効果ばかりですね。部屋との相性もあると思いますが、Amazonのレビューを見ても大体の人が同じような効果を実感されているようでした。
私が加湿器をつけずに寝たときと同じようなことで困っている人は、こちらの加湿器を導入することで解決するかもしれません。
6畳用超音波加湿器を置いて乾燥から身を守る
以上で、私がおすすめする6畳用超音波加湿器の紹介を終わります。加湿器について長々と語ってきましたが、こちらの商品は2019年に購入したものの中でも非常に満足度が高いアイテムです。
冬の乾燥に頭を悩まされている人は、ぜひこちらの商品の導入を検討してみてはいかがでしょうか。さまざまな乾燥トラブルを解決してくれるかもしれませんよ。