ストレス。中村文則『列』の威力

ストレス。中村文則『列』の威力

自分では自覚していなかったが、最近ストレスを強く感じているようだ。

私はストレスを感じると、食欲が増す。

お菓子や甘いものを気持ち悪くなるまで食べてしまう。

名前も知らない医者のYouTubeで見たが、人はストレスを感じるとコルチゾールという物質が放出され、食欲が増すらしい。

ストレスの原因は色々なものが予測される。

思いつくものといえば、以下だ。

  • 仕事:会社の組織改編や同僚の退職が重なり、仕事がマルチタスク化。苦手な調整業務が多くなり、それがストレスに。
  • 趣味:中村文則の新刊『列』を読み、何もかも無意味に思えてモチベーションが大幅ダウン。何をしても気分が上がらないほど。
  • 資格勉強:統計検定2級の学習を進めているが、ベイズの定理や確率密度関数で挫折。高校で習わなかった微分積分も出てきて最早諦めたいレベル。

仕事は仕方ないとして、趣味と資格勉強は自発的なことなので、「ストレスの原因を自分で作ってどうするんだ」と阿呆らしくなってくる。

その自分の阿保らしさの自己嫌悪でまたモチベーションが下がるので、悪循環だ。

この現象は昔からで、立ち直り方がいまだにわからない。

これまでどうしてきたのか、思い出せないのだ。

何となくだが、「運動する」「ゲームをする」「人に相談する」とか、そういうよくある方法でヌルッと立ち直ってきた気がする。

昔は漫画を読んでストレスを発散していたのだが、最近は漫画が読めなくなっている。

スマホで見ているからなのか、文字と絵を同時に咀嚼することができなくて、ページをさらりと流して読んでしまう。

それでも内容は掴めるので、一応は読んだ感じになるのだが、昔ほどのめり込めてはいない。

小説の場合は文字だけに集中するできるからか、漫画より没入しやすく感じる。

スマホで見ているせいだろうか。小説もスマホでは読めない。

とまあこんな具合で、ストレスが溜まっている。

一番すぐに対処できるのは、中村文則の『列』から離れることだ。

仕事と資格勉強のストレスも強いが、意外にここの部分から受けるストレスはこれらと性質が違ってボディブローのように効いてくる。

SF小説の『華竜の宮』を購入したので、まずはそっちに切り替えよう。